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2026/08/20 21:35

デザイナーである石橋氏によるKUON(クオン)のコレクションは今シーズンで終了となりますため、当店としても厳選して、集大成に相応しいラインナップをセレクトできたのではと思っております。
初回は発売のたびに注文を集める、サシコギャルズによる手の込んだダッドキャップとドッキングスウェットが発売いたします。
近年世界的に注目されている技術であり、その注目度の高さを伺えるのが27ssミラノコレクションで注目されたラルフローレンとの協業のコレクション。
その他にも泥染のアウターやパッチワークによるデニム、イノウエブラザーズコラボレーションアイテムなどを当店にて展開予定。
今後の入荷も是非楽しみにしていて下さい◯
さっそく、ブランドを象徴するディテールのひとつである「刺し子」を用いた2アイテムをご紹介します。
今回のアイテムに刺し子を施しているのは、岩手県大槌町で活動する**「サシコギャルズ」**。
「サシコギャルズ」は、東日本大震災からの復興支援として始まった「大槌刺し子プロジェクト」を源流とし、2024年に発足したプロジェクト。現在は、岩手県大槌町に暮らす40代から80代の女性約15名によって活動されています。
単なる装飾としてではなく、手仕事の温もりや、一点一点異なる表情そのものを楽しめる刺し子。KUONらしい素材への向き合い方と、現代的なデザインが組み合わされた2型です。




まずご紹介するのは、サシコギャルズによる手刺し子が施されたDad Cap。
Dad Capとは、名前の通り「お父さんが休日に被っていそうなキャップ」をイメージした、浅めで柔らかなクラシックな雰囲気のベースボールキャップ。
6パネルにカーブブリムという非常にベーシックな形ですが、そこに手刺し子を加えることで、一気にKUONらしい存在感のあるアイテムへと仕上げられています。
特に面白いのが、刺し子の柄。
一般的な伝統柄とは異なるオリジナルの柄を採用しており、さらに手作業で施されているため、刺し子のデザインは一点一点異なります。
配色は共通していますが、刺し子の表情はすべて異なる。
つまり、同じ商品でありながら、一つとして同じものが存在しない、世界にひとつだけのキャップです。


コットンツイルの経年変化も魅力
ボディにはコットンツイルを使用。
程よい厚みとハリがありながら、使い込んでいくことで徐々に柔らかくなり、頭に馴染んでいきます。
斜めに走る綾目がさりげない立体感を生み、キャップの形をきれいに保ちながら、日常使いに適した耐久性も備えています。
さらに着用や洗濯を繰り返すことで、生地そのものに風合いが増していくのもポイント。
刺し子だけでなく、ボディの経年変化まで含めて育てていけるキャップです。
フリーサイズで、バックのシンチバックによってサイズ調整が可能。
ユニセックスで、シーズンを問わず使えるのも嬉しいところです。

バイヤーズボイス
「大槌刺し子プロジェクト」のサシコギャルズによる刺し子が施されたDad Cap。
まさにKUONを象徴する、ブランドらしさ全開のアイテムだと思います。
近年、刺し子という技術そのものが世界的にも注目されています。
その注目度の高さを感じさせるもののひとつが、27SSミラノコレクションで注目されたRalph Laurenとの協業コレクション。
日本の刺し子という技術が、世界的なファッションシーンでも評価されていることを改めて感じます。
そして、デザイナー石橋氏によるKUONのコレクションは今シーズンで終了。
そう考えると、このキャップも単なるシーズンアイテムではなく、KUONというブランドの歩みを後世に伝えることのできる、価値のある一品だと思います。
個人的には、普段シンプルなコーディネートをされる方にもぜひおすすめしたいです。
見た目だけを見ると少し個性的に感じるかもしれませんが、実際に被ってみると意外なほどすっと馴染む。
その不思議なバランスも、このキャップの魅力です。

続いては、左右で袖の仕様を変え、切り替え部分にサシコギャルズによる刺し子を施したドッキングスウェット。
一見するとシンプルなスウェットですが、細部を見ていくほどKUONらしいアイデアが詰まっています。
最大の特徴は、左右で異なる袖の仕様。
左はラグラン袖、右はシャツ袖。
単純に異なる生地を切り替えるのではなく、袖の構造そのものを左右で変えることで、独特の存在感を生み出しています。
さらに、その切り替え部分には刺し子を配置。
アクセントとしての役割だけでなく、補強という実用的な意味も持たせています。


程よい厚みの裏毛素材
生地には「裏毛(うらけ)」と呼ばれるスウェット素材を使用。
表面はフラットで、裏側にはタオル地のようなループ状のパイルが並んでいます。
このループ部分が汗を吸収しやすく、通気性にも優れているため、スウェットでありながら比較的蒸れにくく、長時間でも快適に着用できます。
また、一般的な肉厚スウェットというよりも、肉厚なサーマルに近いくらいの程よい厚み。
ゴワつきも少なく、秋口から春先まで長いシーズンで活躍してくれます。
着用と洗濯を繰り返すことで裏側のループが少しずつ潰れ、柔らかさが増していくのも魅力。
身体に馴染みながら、少しずつ自分だけの風合いへと変化していきます。


シルエットにも特徴あり
シルエットは、肩幅と身幅にゆとりを持たせながら、着丈をやや短めに設定。
さらに袖を細めに仕上げることで、全体にメリハリをつけています。
ボクシーでストンと落ちるフォルムは、一枚で着ても十分な存在感がありますが、ジャケットやコートのインナーとして使った際にも、袖や刺し子がアクセントになります。
175cm・65kgでMサイズを着用してややゆとりのあるサイズ感。Lサイズならオーバーサイズで着用できます。




バイヤーズボイス
こちらも「大槌刺し子プロジェクト」のサシコギャルズによる刺し子が施された一着。
個人的には、まさにKUONを象徴するブランドらしさ全開のアイテムだと思っています。
異なる袖仕様、ドッキング、そして手刺し子。
一つひとつの要素だけを見ると個性的ですが、それらを一着の中で自然に成立させているところにKUONらしさがあります。
そして、こちらもDad Cap同様、今後のKUONを考える上で非常に意味のあるアイテム。
デザイナー石橋氏によるKUONのコレクションは今シーズンで終了となるため、今回のコレクションはこれまでのKUONのものづくりを象徴する一着として、後々まで残しておきたいプロダクトだと思います。
「手仕事」と「現代的なデザイン」
今回の2アイテムに共通しているのは、伝統的な刺し子を現代のファッションへ落とし込んでいること。
Dad Capは、非常に日常的なベースボールキャップに手刺し子を加えることで、シンプルながら強い個性を持たせています。
一方のDocking Sweatshirtは、左右非対称の袖やドッキングという現代的なデザインの中に、手刺し子というクラフトの要素を組み込んでいます。
どちらも「刺し子だから和風」という単純なものではなく、現代のワードローブに自然に取り入れられるKUON独自のバランスに仕上がっています。
そして何より、サシコギャルズによる手仕事だからこそ生まれる、一点一点異なる表情。
大量生産では得られない、その個体差こそが今回のアイテムの大きな魅力です。
デザイナー石橋氏によるKUONのコレクションが今シーズンで終了することを考えても、今回の2アイテムは、KUONというブランドを知るうえでも、これから先も残しておきたい価値のあるアイテムだと思います。
シンプルなスタイリングに一点投入するだけでも、しっかりと個性を出してくれる2アイテム。
ぜひ店頭で、実際の刺し子の表情や素材感をご覧いただければと思います。


