MENU

BLOG

2026/09/25 18:11




皆さんこんにちは!

群馬県高崎市、上佐野町にあるセレクトショップのGANKO長谷川です。

今回ご紹介するのは、**barbell object(バーベルオブジェクト)**の「piping jkt」と「knee pt」。

どちらも一見すると比較的シンプルなアイテムに見えるのですが、実際に手に取って見ていくと、「ここ、こうなっているのか」と思わせるようなディテールが随所に仕込まれています。

barbell objectの洋服は、個人的にこの**“一見しただけでは分からない面白さ”**が魅力のひとつだと思っています。

今回の2型もまさにそんなアイテムです。




まずはシングルテーラードジャケットの「piping jkt」。

名前の通り、最大の特徴は周囲に施されたキュプラのパイピング。

前立てから裾、袖まわりまで同色のキュプラ素材を配することで、ブラックベースのシンプルなジャケットに、どこかヨーロッパのヴィンテージウェアを思わせるような雰囲気と、さりげないラグジュアリー感が加えられています。



個人的に面白いと思うのが、パイピングのようなディテールを使うと、どうしても少しドレス寄りというか、「ちゃんとした服」という印象になりやすいところ。




ところが、このジャケットは高密度のコットンツイルに製品加工を施しているため、生地には長年着込んだような柔らかさと、ほどよく力の抜けた雰囲気があります。

そのため、仕立て自体には品があるのに、実際に着てみると全然堅苦しくない。

むしろ、普段のスタイリングに気軽に取り入れられる、かなり使いやすいジャケットだと思います。


そして、フロントの3Bボタンも個人的に好きなポイント。

ヴィンテージライクな色味の鉄製ボタンで、少し画鋲のようにも見える独特の表情があります。

このボタンが入ることで、シンプルなテーラードジャケットに少しの違和感が生まれ、男らしさや野性味のようなものも感じられる。

さらにフロントやバックには同色のステッチワークも入り、こういった細かな部分までデザインとして機能しています。

シルエットはbarbell objectらしい、ゆとりのあるバランス。

身幅は広めで、着丈もやや長めに設定されているため、ジャケットとしてはもちろん、軽めのアウター感覚でも着用できます。

今回は厚手のインナーを合わせることも想定して、当店ではサイズ2・3をセレクト。

175cm・65kgの場合、サイズ2でほどよくゆとりのあるサイズ感、サイズ3ならオーバーサイズで着用できます。

そして、このジャケットは同素材の**「knee pt」**とセットアップで着用可能。

ジャケット単体でももちろん良いのですが、個人的にはぜひセットアップで試していただきたいところです。


続いてパンツの「knee pt」。

こちらも、初めて見た時に「なんだこれ?」となるタイプのパンツです(笑)。

ツナギのような印象を持ちながら、スラックスともカーゴパンツとも言い切れない。

その絶妙な立ち位置が、このパンツの面白さだと思います。


最大の特徴は、やはりフロントと膝部分に配されたジッパー。

フロントはジッパーとスナップボタンによる仕様で、着脱もしやすくなっています。

そして膝部分のジッパーは、単なるデザインではありません。

開閉することでベンチレーションとしても機能するため、温度調整という実用的な役割も持たせています。

こういうところが、個人的に「服好きが好きなやつだな」と思うポイント。

見た目のためだけにディテールを増やすのではなく、ちゃんと使えるものとしてデザインされているんですよね。

さらに個人的に面白いと思うのが、ベルトループの取り方。


カーゴパンツのような雰囲気を持っているにもかかわらず、ベルトループをあえて幅広く、そして長めに取ることで、どこかスラックスのような上品さやラグジュアリー感が加えられています。

右側にはキーリングなどを取り付けられるループも。

裾には2つのスナップボタンが付いており、合わせるシューズによって裾のシルエットを変えることもできます。

こうして細かく見ていくと、本当にいろいろなことが考えられて作られているパンツです。

シルエットはリラックス感のあるワイドストレート。

175cm・65kgの場合、サイズ1でジャスト、サイズ2でゆとりを持って着用できます。


生地について

ジャケット、パンツともに使用しているのは、高密度に織り上げた100%コットンのツイル生地。

特殊な加工を施すことで独特の色味と、まるで長年着用してきたかのようなこなれた表情を作り出しています。

さらに、この生地は洗濯を繰り返すことで少しずつ風合いが変化していくのも特徴。

新品の状態が完成形ではなく、着用や洗濯を重ねながら自分のものになっていくような素材です。

パンツには、ヴィンテージウェアを思わせる無骨でクラシックな表情のWALDESジッパーを採用。

フロントだけでなく膝部分にもWALDESジッパーを使用することで、全体に統一感を持たせています。

生地自体も比較的シーズンを限定しにくいので、スタイリング次第では長いシーズン、場合によっては通年で楽しんでいただけると思います。



175㎝65kg sizeジャケット3、パンツ2着用








個人的に思うbarbell objectの面白さ

今回の「piping jkt」と「knee pt」を見ていて改めて思うのが、一見するとシンプルなのに、細部を見るほど面白くなっていくということ。

キュプラのパイピング、独特な3Bボタン、フロントや膝のジッパー、キーリング用のループ、裾のスナップボタン。

ひとつひとつを取り上げれば小さなディテールなのですが、それらが組み合わさることで、一般的なテーラードジャケットやスラックスとは少し違った存在感を作っています。

そして何より、デザインだけで終わっていないところが良い。

「こう見せたい」という意匠と、「こう使える」という機能がちゃんと同居しています。

個人的には、こういう服こそ実物を見て、触って、着てみてほしいと思っています。

ネットの画像だけでは伝わりにくい部分がかなり多いんですよね。

だからこそ当店では店頭販売を先行しています。

実際に袖を通してみると、「なるほど、こういうことか」と感じてもらえるはず。

一度ハマると危険なブランドです(笑)。

今回はpiping jktとknee ptをセットアップで着用するのもかなりおすすめ。

テーラードジャケットとパンツという一見オーソドックスな組み合わせですが、barbell objectらしい違和感のあるディテールが入ることで、普通のセットアップとはまた違ったスタイルに仕上がります。

「ちゃんとしているけど、ちゃんとしすぎていない」。

このくらいのバランスが、今の気分にもかなり合うのではないかと思います。