BLOG
2026/09/29 07:00

今回は、個人的にもかなり気に入って購入したbarbell object(バーベルオブジェクト)のアイテムが完売してしまったため、再入荷のお知らせです〇
今回再入荷したのは、
barbell object / leather jkt ¥139,700
barbell object / coach jkt ¥63,800
の2型。
どちらも一見するとシンプルなアウターに見えるのですが、実際に袖を通してみると「なんだこれ?」と思わせるような、barbell objectらしい違和感やギミックが随所に仕込まれています。
個人的にも、こういう「普通に見えるけど、普通じゃない」洋服には弱いです(笑)。

一番の特徴は、フロントに仕込まれたワイヤー。
これによって、レザージャケットではなかなか見たことのないような「うねり」をフロントに作ることができます。
ワイヤーを自分の好みで変形させることで、着るたびにフロントの表情を変えられるという、かなり面白い仕組み。
そもそも「レザージャケットにワイヤーを仕込む」という発想自体が、かなりbarbell objectらしいですよね。

あえて袖を捲って着るレザージャケット
もうひとつ面白いのが袖。
袖にはライナージャケットを思わせるスリットが入っており、袖を捲りやすい仕様になっています。
そして、このジャケットはそもそも袖を捲って着ることを前提に裄丈が設定されています。
レザージャケットといえば、基本的には袖をそのまま下ろして着るもの。
そこをあえて袖捲りして着る。
少し無作法ともいえる着こなしを、デザインそのものの一部として取り入れているところが非常に面白いです。
一見するとシンプルなショートブルゾンのように見えますが、こういった細かな違和感が随所に仕込まれています。

ジッパーにはWALDESを採用。
ヴィンテージウェアを彷彿とさせる無骨でクラシックな表情が魅力のジッパーで、上品なラムスエードとの組み合わせも面白いところ。
上品なレザーを使いながら、あえてクラシカルで無骨なパーツを合わせる。
こういったアンバランスさも、barbell objectならではだと思います。

ラムスエードならではの軽さと上品さ
素材にはラムスエードを使用。
きめ細かな起毛感と、ラムレザーならではの柔らかくしなやかな質感が魅力です。
レザーというと、どうしても重厚で硬いものを想像しますが、こちらはかなり薄く、軽やかな着心地。
シャツに近い感覚で着ることができるレザーなので、一般的なレザージャケットよりも長いシーズン楽しめます。
毛足は短めに整えられており、程よい厚みとスポンジのような弾力感もあります。
今回のキャメルカラーも非常に良く、無骨な雰囲気を持ちながら、どこかラグジュアリーさも感じられる仕上がり。
ワークウェア的な野性味と、ラムスエードならではの上品さが同居しています。

独特の立体感を生むシルエット
シルエットは、barbell objectらしいややゆとりのあるバランス。
アクションプリーツは、着用時にある程度伸び切ったような状態になるよう設計されており、動きやすさを確保しながら独特の立体感を生み出しています。
そして何より、フロントのワイヤー。
少し曲げるだけでも表情が変わるので、着る人によって見え方がかなり変わってきます。

175cm・65kgでサイズ1を着用して、ほどよくゆとりのあるサイズ感。
サイズ2で、よりゆとりのある着用感です。
175cm・65kg サイズ2着用







バイヤーズボイス
初めて見た時に、
「なにこれ?」
となるレザージャケットです(笑)。
一番の特徴でもあるフロントに仕込まれたワイヤーによって、レザージャケットの概念を少し覆すようなフロント部分の形状変化が楽しめます。
さらに袖にはスリットが入り、袖を捲って着ることが前提になっている。
今までのレザージャケットの「こう着るもの」という概念を崩し、シャツ感覚で着用できるスエードレザー。
ワークウェアのような無骨さがありながら、ラムスエードならではのラグジュアリー感もある。
僕には、無口で野性的な服という印象があります。
洋服のコンセプトに沿って、ここまで一貫したモノづくりをするのは簡単なことではないと思います。
物に溢れた今の時代に、ここまで「barbell objectだから成立する」と感じられるオリジナリティを出せるのは、本当に素晴らしいなと思います。

飾りとしてのジッパーが効いた、経年変化も楽しめるコーチジャケット

一見するとシンプルなコーチジャケットですが、こちらもbarbell objectらしい「違和感」が満載。
特に目を引くのが、フロントに配置されたジッパー+スナップボタンのデザインです。
実はこのジッパー、デザインのために付けられており、開閉することはできません。
つまり、飾りのジッパー。
普通なら「なんで?」となるところですが、その「なんで?」こそがbarbell objectらしい。
機能として必要だから付けるのではなく、デザインとしてジッパーを存在させる。
この違和感が、着用するとかなり効いてきます。

4つのスナップボタンで「3B」に見せる
スナップボタンは4つ仕様。
ただし、barbell objectを象徴するディテールとして挙げられる「3B=3つボタン」の見え方を意識し、1つを比翼仕立てにすることで、正面から見ると3つボタンのように見えるデザインになっています。
こういう細かな仕掛けが、本当に面白い。
一見すると普通のコーチジャケットなのに、よく見ると「なんでこうなってるんだ?」というディテールが次々と出てきます。
襟は角を丸くしたデザインで、全体としては比較的小綺麗な印象。
一方でステッチには太番手の糸を使用し、あえてステッチを豪快に見せることで、綺麗にまとまりすぎない、どこか野暮ったさの残るワークウェアらしい雰囲気を作っています。
袖もテーラードジャケットに近い考え方で設計されており、一般的なコーチジャケットやシャツとは少し違った独特のシルエット。

ポケットのジッパーはダブルジップ仕様で、実用性もしっかり確保されています。

裏地やポケットのジップスライダーにはボディとは異なる配色を採用し、さりげなくファッション性をプラス。

袖口にはスナップボタンが付いているため、合わせるインナーによって袖周りのフィット感も調整できます。

60/40クロスにディッピング加工
素材には、コットン60%・ナイロン40%の60/40クロスを使用。
一般的なパラフィンコーティングではなく、生地をワックスに浸す**「ディッピング」**という加工を施しています。
表面にワックスを塗るのではなく、生地にしっかりとロウを染み込ませることで、ハリのある独特の生地感に。
着用や動きによって形が残るようなメモリー感、深みのある色合い、そして擦れた部分に白っぽい跡が現れる「チョークマーク」など、ワックスウェア特有の経年変化を楽しむことができます。
新品の状態が完成ではなく、着用することで少しずつ表情が変わっていく。
こういう素材感は個人的にもかなり好きです。
裏地には通気性の良いメッシュ素材を採用。
衣服内に熱や湿気がこもりにくく、肌離れの良い着心地に仕上げています。
滑りも良いため袖通しが良く、厚手のインナーを合わせたレイヤードにも適しています。
コーチジャケットらしい丈感とゆったりしたシルエット
シルエットは、バブアーやハンティングジャケットをイメージすると分かりやすい部分もありますが、丈感はそれらとはまた違ったコーチジャケットらしいバランス。
裾にはドローコードが入っており、防寒性を高めるだけでなく、絞り具合によってシルエットの調整も可能です。
当店では、厚手のインナーを合わせられるよう、サイズ2・3をセレクト。
175cm・65kgでサイズ2がややゆとりのあるサイズ感、サイズ3でオーバーサイズに着用できます。
175㎝65㎏ size3着用


バイヤーズボイス
このジッパー+スナップボタンのデザインは、本当に唯一無二。
ジッパーは飾りなのですが、実際に着用するとこれがかなり映えます。
僕自身、展示会で見た瞬間に、
「これはつい着てしまうやつだな」
と思いました(笑)。
シルエットや形がとても好きで、実際に着る機会もかなり多くなりそうだなと。
当店は群馬県にありますが、車社会の群馬ではこういうアウターは本当に重宝します。
もちろん自転車での通勤や移動にも良い。
そして、この見た目で経年変化を楽しめる素材というのも面白いところです。
どこか程よく品を感じるのも、襟や袖の仕立てをしっかりと計算した上で成り立っているのではないかと思います。
ボタンが4つあるのに、トップの1つを見えないようにして3Bに見せているところも面白い。
一見するとシンプル。
でも、よく見れば見るほど、作り手のこだわりを感じるディテールばかりです。
そして本当に物が良い。
こういう洋服は、ネットの写真だけではなかなか伝わらない部分が多いので、当店では店頭販売を先行しています。
実際に袖を通して、生地感やシルエット、細かなディテールまで見ていただくと、きっと面白さを感じていただけると思います。
ただ、一度ハマってしまうと危険なブランドです(笑)。
今回再入荷した2型も、まさにそんなbarbell objectらしさが詰まったアイテム。
「普通のレザージャケット」「普通のコーチジャケット」では物足りない方には、ぜひ一度実物を見ていただきたい2着です。



