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2026/10/05 19:51


皆さんこんにちは!

群馬県高崎市、上佐野町にあるセレクトショップのGANKO長谷川です。



今シーズンのINTERIMでは、普段よりもパンツを多めにセレクトしています。

その中でも、今回ご紹介するこちらは、個人的にもかなりおすすめしたい一本。

一見するとチノパンなんですが、穿いてみるとどこかスラックスのような品のある佇まい。

さらに、炭染めと柿渋染めという特殊な天然染色が施されていて、一般的なチノパンとはまた違った独特の表情を楽しめる一本です。



■ 1950年代のフランス軍トラウザーズがベース

ベースとなっているのは、1950年代のフランス軍の名作トラウザーズ。

そこにINTÉRIMらしい細かなアップデートを加えています。

ディテールについても、フランスを中心としたヨーロッパ各国のミリタリートラウザーズから厳選。

ミリタリーウェアらしい機能的なディテールを取り入れながら、単純な復刻ではなく、現代の洋服として成立するように仕上げられています。

個人的にかなり好きなのが、こうしたミリタリー由来のディテールに、レザーパイピングや本水牛ボタンといった上品な要素を組み合わせているところ。

前立てには贅沢に本水牛ボタンを使用。

さらに、熟練の職人技を必要とする逆台形のベルトループや、ループ付きのバックポケットなど、細かな部分にもこだわりが詰まっています。

そして、このパンツを特徴づけているのが、ベルト上端とポケットの玉縁に施されたオリジナルのレザーパイピング。

ミリタリーの機能美をベースにしながら、レザーを加えることで、どこかドレスパンツのような品の良さと高級感が生まれています。

こういう「一見すると普通だけど、よく見ると全然普通じゃない」というところが、INTERIMの面白いところだと思います。




■ 素材は天然染料で染めたカツラギ

生地には、オーガニックコットンを使用した強撚糸をタテ・ヨコにしっかりと打ち込んだカツラギ生地を使用。

そこに天然染料による染色を施しています。

今回は、

炭染め
柿渋染め

の2種類を展開。

どちらも一般的な化学染料とは違った、独特の色味と表情が魅力です。


■ 柿渋染め

そして、もうひとつが柿渋染め。

柿渋とは、未熟な柿の果汁を発酵させて作られる、日本に千年以上前から伝わる伝統的な天然染料です。

柿渋には防水・防虫・抗菌などの効果があるとされ、昔からさまざまな用途で使われてきました。

そんな柿渋を使って染め上げることで、均一な染色ではなかなか表現できない、どこか土っぽさを感じさせる独特の色と表情に仕上がっています。

個人的には、この「新品なのに、最初から少し時間を感じさせるような雰囲気」がすごく良いなと思っています。

そして、炭染め・柿渋染めのどちらも、着用や洗濯を繰り返すことで少しずつ色味や風合いが変化していきます。

つまり、最初から完成された一本というよりも、穿き込むことで自分だけの一本へ育てていけるパンツなんですよね。


■ 炭染め

炭染めでは、古くから燃料として使われてきた炭を染料として使用。

炭には保温、防湿、抗菌などの効果も期待されるとされています。

もちろん、このパンツでは機能性だけではなく、炭染めならではの深みのある色合いや、少し無機質で落ち着いた表情も魅力。

穿き込んで洗濯を重ねることで、少しずつ色味や風合いが変化していくのも楽しみのひとつです。




■ シルエットも今シーズンのポイント

シルエットは、1タックのワイドテーパード。

股上やヒップ周りのボリュームを少し広げながら、裾に向かって緩やかにテーパードしていきます。

ワイドパンツほど極端に太いわけではなく、腰回りには適度なゆとりがありながら、裾にかけてすっきりと収まる。

そのため、ミリタリーベースのパンツですが、かなりスタイリングしやすいシルエットになっています。

僕は175cm・65kgでサイズ3がジャストフィット。

サイズ4を選ぶと、もう少しゆとりを持って穿くことができます。


175cm 65kg size3





175cm 65kg size4




■ バイヤーズボイス

昨年もご好評をいただいた、1950年代のフランス軍の名作トラウザーズをベースにした、スラックスのように見えるチノパン。

その最新作が今回の一本です。

今季は、股上やヒップ周りのボリュームを少し広げつつ、裾にかけて緩やかにテーパードする1タック仕様にアップデート。

さらに、炭染めと柿渋染めという特殊染色を施すことで、前作とはまた違った雰囲気に仕上がっています。

個人的には、このパンツかなり好きですね。

僕自身、INTERIMのパンツを何本か所有していますが、どれも本当に重宝しています。

ミリタリーやドレスの要素を持っていながら、意外と合わせる服を選ばない。

Tシャツやシャツはもちろん、ジャケットやレザージャケットなど、少し綺麗なアイテムと合わせても成立します。

そして何より、穿き込んでいくことで表情が変わっていく。

こういうパンツは、購入した瞬間がゴールではなく、数年後の状態まで楽しめるのが良いんですよね。

今シーズンはINTERIMのパンツを、普段よりもかなり多めにセレクトしています。

今回のパンツもそうですが、それぞれ方向性が違いながら、どれも非常に良い仕上がり。

正直、2本買いもかなりおすすめです。

特に炭染めや柿渋染めのような特殊な天然染色を施したパンツは、他ブランドであれば5万円を超えてくることも珍しくないと思います。

そう考えると、この内容でこの価格というのは、かなり魅力的な一本だと思います。

普通のチノパンではちょっと物足りない。

でも、あまり気を遣わずに穿けるパンツが欲しい。

そんな方には、かなりおすすめしたい一本です。

穿き込んで、自分だけの表情に育ててみてください。