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2026/05/23 16:02
26AWのnonnotteは、とにかく空気感が素晴らしい。
派手さではなく、素材・設計・シルエットで魅せる洋服たち。
一見シンプルなのに、着ると圧倒的に雰囲気が出る。
そんなnonnotteらしさが詰まったラインナップをご紹介します。
まずはこちら。


最後はこちら。
今回のコレクションの中でも、デザイナー杉原氏の強い想いが込められた「Draping Shawl Collar V Pullover」。
これ、本当に美しいニットです。
一見シンプルなVネックなんですが、実際に着ると全然違う。
Vラインを緩やかな曲線で構成することで、首元に自然に沿いながら包み込むような独特の立体感があります。
さらに後ろ襟も少し高さを持たせているので、まるでショールカラーのようなエレガントさも感じられる。
単純な“Vネックニット”では終わらない、nonnotteらしい再構築です。
素材はカシミヤ100%。
ただ柔らかいだけではなく、ハイゲージで編み立てることで輪郭のある美しい表情に仕上げています。
オーバーサイズなんですが、ただ大きいのではなく、ドレープがゆっくり落ちていく感じが本当に上品。
静かな存在感があるニットです。


個人的にかなり惹かれたのが、この「Minimum Smoking Jacket」。
名前の通り、スモーキングジャケットを極限までミニマルに再構築した一着です。
一般的なショールカラーではなく、シャープな襟のラインを採用しているので、フォーマル感がありながらもモードな空気感もある。
でも着心地は驚くほど軽い。
素材にはnonnotteオリジナルのSuper120’sウォッシャブルウール天竺を使用していて、ジャケットなのにカットソー感覚で羽織れるんです。
しかもウール特有の艶感があるので、ラフなのに品がある。
肩の力は抜けているのに、ちゃんと見える。
このバランス感覚が本当に秀逸です。
セットアップっぽく綺麗に着ても良いですし、デニムや軍パンで崩しても雰囲気抜群だと思います。


Nonnotteを代表するシャツの一つ、「Dormeuse Shirt(ドルミューズシャツ)」。
いわゆるパジャマシャツをベースにしながらも、nonnotteらしい静かな色気とエレガンスを感じる一着です。
今回特に印象的なのが、オリジナルで製作されたシャドージャガードのチェック柄。
千鳥格子の中に、鳥が羽ばたくモチーフを重ねた非常に芸術性の高いテキスタイルで、遠目ではほぼ無地に見えるんですが、光や動きによって徐々に柄が浮かび上がってきます。
“色で見せる”のではなく、“陰影で見せる”。
この感覚が本当にnonnotteらしいです。
素材にはSuper140’sの梳毛ウールを贅沢に使用。
軽やかでありながら奥行きのある表情で、羽織るだけでスタイリングが完成します。
無地Tの上にさらっと羽織るだけでも、自然と大人っぽさが出るシャツです。




続いて、nonnotte定番の「Oversized Shirt」。
このシャツ、ただ大きいだけのオーバーサイズではありません。
肩から袖へ流れるラインや、生地が空気を含みながら落ちる設計によって、着た時のシルエットがとにかく綺麗。
今回のモデルはオープンカラー仕様になっており、程よい抜け感がありながらも、だらしなく見えない絶妙なバランスに仕上がっています。
素材もかなり面白い。
オーガニック超長綿を使用したヘビーブロードなんですが、ドレスシャツのような光沢感と、ワークシャツのようなタフさを両立しています。
しかも“ノーアイロンで着て成立する”というのがこのシャツの凄いところ。
普通、シャツってシワを嫌いますよね。
でもこの素材は、洗いざらしのシワすら雰囲気になる。
デザイナー自身が5年以上ノーアイロンで着続けてもへたらないというエピソードからも、この生地の完成度の高さが伝わります。
今回のnonnotteは、派手さではなく“空気感”で魅せるコレクションでした。
素材、設計、シルエット、その全てが繊細に計算されていて、着ることで初めて完成する洋服。
「シンプルだけど雰囲気がある服が欲しい」
そんな方には、ぜひ一度袖を通していただきたいブランドです。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
それではまた。


