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2026/09/02 07:00



皆さんこんにちは!
群馬県高崎市、上佐野町にあるセレクトショップのGANKO長谷川です。

今回ご紹介するのは、OLD JOE(オールドジョー)の DOUBLE-PLEATED BUGS TROUSER

1930年代に流行した**Oxford Bags(オックスフォード・バグス)**の空気感を感じさせながら、現代のスタイルに取り入れやすいシルエットへと再構築された、非常に雰囲気のあるスラックスです。

OLD JOEらしいクラシカルなデザインをベースにしながら、今回特に惹かれたのが生地。

レーヨンを主体としたツイル生地にフィブリル加工を施すことで、一般的なスラックスとは少し違った、マットで乾いたようなヴィンテージ感を表現しています。

一見するとシンプルなブラックのスラックスですが、実際に手に取ってみると、生地の表情やシルエットにしっかりとOLD JOEらしさを感じられる一本です。


1930年代のOxford Bagsを現代的に

デザインのベースとなっているのは、1920年代末から1930年代にかけて、特にイギリスの大学生の間で流行したOxford Bags

名前の通り、オックスフォード大学の学生たちを起点として広まったスタイルで、当時大学内で着用されていたニッカーボッカーなどの上から穿けるよう、非常にゆったりとしたパンツが作られたことが始まりのひとつとされています。

「Bag」という名前が表すように、袋のように大きくゆったりとしたシルエットが特徴。

その独特なボリューム感とクラシカルな佇まいは、現在のファッションにおいても非常に魅力的なものがあります。

とはいえ、OLD JOEがそのシルエットをそのまま再現しているわけではありません。

ハイウエストと十分な生地の分量によって生まれる優雅なドレープを残しながら、現代のスタイリングにも馴染むよう、程よいバランスへと調整されています。

腿から裾にかけて絞りを入れず、ストレートに落ちるシルエット。

ワイドパンツではありますが、ただ太いだけではなく、穿いたときに縦へ綺麗に落ちることで、非常にエレガントな印象を与えてくれます。




ダブルプリーツが生み出すクラシカルな表情

フロントにはダブルプリーツを採用。

たっぷりとした生地の分量と組み合わさることで、腰回りに自然なゆとりが生まれ、穿いた際のドレープも非常に綺麗です。

さらにクリースラインにはピンタックを入れることで、ワイドなシルエットでありながら、どこかドレッシーな雰囲気に。

ウエストにはエラスティックバンドを配しているため、腰回りのフィット感も調整しやすく、ベルトレスでも穿きやすい仕様となっています。

クラシカルなディテールをしっかりと残しながら、現代の生活における穿きやすさまで考えられているところも、OLD JOEらしいところだと思います。



フィブリル加工が生み出す、独特のヴィンテージ感

そして、このパンツを語るうえで外せないのが生地です。

素材には**レーヨン75%・ポリエステル25%**のフィブリルヴィンテージツイルを使用。

レーヨンならではの滑らかで柔らかな肌触りと、美しい落ち感が特徴です。

そこに施されているのがフィブリル加工

フィブリル加工とは、主にレーヨンなどのセルロース系繊維の表面を細かく毛羽立たせることで、光沢を抑え、柔らかくマットな質感を生み出す加工です。

これによって、通常のレーヨン生地とはまた違った、少し乾いたような、自然なヴィンテージ感のある表情に仕上がっています。

ツイル特有の綾目による立体感も加わることで、光の当たり方によって生地の見え方が変わり、シンプルなブラックのパンツでありながら非常に奥行きのある表情に。

ポリエステルを混紡していることで、レーヨン100%に比べて扱いやすさも備えています。



きれいなのに、どこか古着のような雰囲気

個人的にこのパンツの面白いところは、「きれい」と「古さ」のバランスだと思っています。

シルエットだけを見ると、非常にクラシカルでエレガント。

ところが、生地にはフィブリル加工によるマットな質感と、少し色が褪せたようにも見える独特の表情があります。

そのため、いわゆるドレススラックスのように綺麗にまとまりすぎない。

かといって、古着のようにラフすぎるわけでもない。

この絶妙な中間にある雰囲気が、OLD JOEならではなのではないかと思います。


175cm・65kg size30(S)着用




シルエット・サイズ感

シルエットは、腿から裾まで絞りを入れずにストレートへ落ちるバギーフィット。

生地の分量がしっかりとあるため、穿いた際には綺麗なドレープが生まれます。

175cm・65kgのスタッフの場合、

size 30(S):ジャストフィット

size 32(M):こぶし一個分ほどのゆとり

というサイズ感です。

ジャストですっきり穿くのも良いですし、サイズアップしてよりパンツのボリュームを楽しむのもおすすめです。








【バイヤーズボイス】

OLD JOEのスラックスは店頭でもかなり好評で、気づけばなくなってしまっていた、というくらい反響のあるアイテムでした。

そんな中で今回入荷したのが、このDOUBLE-PLEATED BUGS TROUSER。

1930年代に流行したOxford Bagsを連想させるクラシカルな雰囲気がありながら、シルエットは現代のファッションに馴染みやすいストレート。

このバランスがかなり良いと思います。

デザイン自体は非常にミニマルですが、生地にはフィブリル加工が施されていて、ヴィンテージ感のある柔らかな風合いと、マットで自然な表情を楽しめます。

OLD JOEの生地はやっぱり素晴らしく、こういうクラシカルなパンツを穿いたときの雰囲気は、このブランドならではだと思います。

ブラックに見えるのですが、どこか色が褪せたようなニュアンスもあり、綺麗めなスラックスなのに、何とも言えないヴィンテージ感がある。

この**「綺麗だけど綺麗すぎない」**ところが個人的にはかなり好きです。

シャツやジャケットを合わせてクラシカルにまとめるのはもちろん、あえてスウェットやニットなどを合わせて、パンツの品を残しながらカジュアルダウンするのもおすすめ。

一見するとシンプルですが、穿いてみるとスタイリング全体の雰囲気をしっかりと作ってくれる一本です。

OLD JOEらしいクラシックな洋服が好きな方には、ぜひ一度穿いていただきたいスラックスです。