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2026/09/19 04:55


皆さんこんにちは!

群馬県高崎市、上佐野町にあるセレクトショップのGANKO長谷川です。

今回ご紹介するのは、KUON(クオン)とThe Inoue Brothers...(ザ・イノウエブラザーズ)のアルパカ生地を使用した、スペシャルなパッチワークマフラー。

The Inoue Brothers...が手掛ける上質なアルパカ生地を、KUONらしい刺し子とパッチワークによって一つのプロダクトへと仕立てています。

単純に素材が贅沢というだけではなく、異なる色のアルパカ生地をつなぎ合わせることで、まるで長い年月をかけて継ぎ足されてきた襤褸のような表情を表現。

「ここまでやるのか」と思わせてくれる、KUONらしいものづくりを感じられる一本です。

DESIGN

ベースとなっているのは、中綿入りで程よいボリュームを持たせたマフラー。

ドットボタンで留める仕様になっているため、巻いた際にずれたりほどけたりしにくく、着脱も非常に簡単です。

そして今季のスペシャルエディションとして採用されたのが、The Inoue Brothers...のアルパカ生地を刺し子でパッチワークしたデザイン。

ブラックとオレンジのアルパカ生地を贅沢につなぎ合わせ、あえて継ぎ足したような表情を作り出しています。

一枚の生地として整えられたものとは違い、パッチワークによって生まれる不均一な表情が非常に魅力的。

さらに、ところどころに残された糸の端もポイント。

綺麗に処理しすぎず、手仕事によって生まれた温かみを感じられるディテールとして残されています。

パッチワークには多少の個体差があるため、実質的には一点物に近い感覚で楽しめるアイテムです。

マフラーとして防寒に使えるのはもちろん、秋冬のスタイリングに取り入れるだけでしっかりと存在感を出してくれるので、ファッションを楽しむためのアクセサリーとしても非常に面白い一本。


The Inoue Brothers...とは

The Inoue Brothers...は、デンマーク・コペンハーゲン生まれの日系兄弟、井上聡さんと井上清史さんによって2004年に設立されたソーシャルデザイン/アートスタジオ。

彼らのものづくりを語るうえで欠かせない素材の一つが、ペルー産アルパカです。

2011年からはパコマルカ・アルパカ研究所とパートナーシップを組み、アルパカの品質研究や、生産コミュニティとの取り組みを行っています。

現在もBaby Alpaca、Royal Alpaca、Suri Alpacaなど、アルパカの特性を活かしたニットやマフラーなどを展開しています。


MATERIAL

使用されているのはBaby Alpaca(ベビーアルパカ)

繊維の太さは22〜23ミクロンほどで、アルパカの中でもよく知られる高品質な繊維です。

アルパカの毛は非常に柔らかくシルキーな質感を持ち、ウールと比較してラノリンの含有量が少ないことも特徴。

また、アルパカ繊維は中空構造を持っており、この構造によって空気を含みやすく、優れた保温性と自然な温度調整機能を備えています。

実際に触れてみると、とにかく柔らかく、シルクを思わせるような滑らかな肌触り。

それでいて軽量でありながら耐久性もあり、秋冬の首元をしっかりと暖めてくれます。

さらに肌側には、熱変換・蓄熱機能を持つ高機能素材を使用。

見た目の面白さだけではなく、マフラーとしての機能性もしっかりと考えられています。

SILHOUETTE & SIZE

程よいボリューム感があり、首元に巻くだけでスタイリングのアクセントになってくれるサイズ感。

大きすぎず、小さすぎないため、普段のスタイリングにも取り入れやすく、コートやジャケットの上から合わせるだけでもしっかりと存在感を出してくれます。

パッチワークによるブラック×オレンジの色合わせも相まって、シンプルな秋冬スタイルに一点投入するだけで、いつものコーディネートとは違った表情を作ってくれるはずです。




BUYER'S VOICE

個人的に、KUONのデザイナーである石橋氏とThe Inoue Brothers...のお二方は非常に親和性が高いと感じています。

これまでもコラボレーションをされていた印象がありますし、今回のアイテムを見たときも「やっぱりこの組み合わせは良いな」と感じました。

そして、今シーズンをもって石橋氏によるKUONのコレクションが終了することを考えると、今回もその流れの中で生まれたプロダクトなのではないかと、勝手ながら想像しています。

そんな背景を考えながらこのマフラーを見ると、ペルー産のベビーアルパカを使って、ここまで贅沢にパッチワークするのかと、改めて驚かされます。

ブラックとオレンジのアルパカ生地をつなぎ合わせ、さらに刺し子を施す。

素材だけでも十分に贅沢なのに、そこへKUONらしい手仕事の表現が加わっている。

これはもう「贅沢」としか言いようがないですね。

実際に巻いてみたときのテンションもそうですし、シンプルなコートに合わせるだけでスタイリングの雰囲気を変えられる使い勝手の良さも魅力。

「今年の秋冬はこれをどう合わせようかな」と、想像するだけで楽しくなるマフラーでした。

そして何より、今シーズンで石橋氏によるKUONのコレクションが終了することを考えると、単なる冬の防寒具ではなく、これから先も大切に残していきたい、後世に伝えることのできる価値ある一本だと思います。

こういうものは、何年か経ってから「あのとき買っておいて良かった」と思えるんじゃないでしょうか。